カラブリア州の伝統菓子ストマティコ(Stomatico)
イタリアの伝統菓子ストマティコ(Stomatico)をご存知ですか?
イギリスやフランスのお菓子と違ってイタリアのお菓子は初めて耳にするものも多く、形や味が想像できないものも多くあります。
今回はスパイスを使って作るイタリアの伝統菓子ストマティコ(Stomatico)をご紹介します。
カラブリア州の伝統菓子ストマティコ(Stomatico)とは
カラブリア州は長靴の形のイタリアのちょうどつま先の部分で、東をイオニア海、西をティレニア海に挟まれています。
レッジョ・カラブリア(Reggio Calabria)は西にメッシーナ海峡を挟んでシチリア島を望み、市の東部にはアスプロモンテの山が広がっています。
ストマティコ(Stomatico)はカラブリア州の伝統菓子で、見た目はジンジャーブレッドに似ています。シナモンやクローブなどのスパイスを使って作ります。
写真で見ると少ししっとりしたイメージですが、非常に軽くサクサクした食感の甘さ控えめなアーモンドビスコッティです。
イタリア語でStomacoとは胃という意味で、ストマティコは消化を助けるお菓子として食後にお酒と一緒に出されます。
使われるスパイスのお話
ストマティコに使われるスパイスはシナモンとクローブです。
シナモンはシナモンパウダーやシナモンロールなどのようによく耳にするスパイスですが、「クローブ」は聞いたことがないという方も少なくないのではないでしょうか。
クローブはフトモモ科の常緑樹です。香りがするのは開花前の蕾の部分だけなので、蕾を乾燥させたものやパウダー状にしたものがスーパーや輸入食材のお店で売られているのでぜひ探してみてくださいね。
香りはどこか甘いような爽やかさを感じるような独特の強い香りがします。舐めると少しピリッとするような刺激とほんの少し苦味を舌に感じます。
肉料理やお菓子などと相性が良く、カレーのガラムマサラやキャトルエピスなどのミックススパイスにも使われています。体を温める効果があるためチャイ、ホットドリンク、煮込み料理、クリスマスシーズンのお菓子やパン作りに欠かせないスパイスのひとつです。
クローブはとても香りが強いので、初めて使用する方は少ない量から試してみてくださいね。少しずつスパイスを足して、香りや味を見ながら調節するのがおすすめです。
ストマティコ(Stomatico)の作り方
ストマティコの材料はカラメル状に溶かした砂糖、小麦粉、ベーキングパウダー、バター、皮むきのアーモンド、シナモン、クローブ、仕上げの溶き卵です。
バターをオリーブオイルで代用し、仕上げの溶き卵を塗らなければ、卵、牛乳、バターを使わずに作ることもできます。
作り方
①砂糖をカラメル状に溶かす。
②材料をすべてボウルに入れて泡立て器で混ぜる。
③オーブンの天板に生地を流し入れて厚さ2センチくらいにならす。
④溶き卵を塗って、アーモンドを乗せる。(皮を剥くとよりGood)
⑤180℃のオーブンで約40分焼き、少し冷ましたら長方形に切る。
⑥生地を切ったら80℃くらいのオーブンで10分ほど焼く。
オーブンの温度と焼き時間はレシピやオーブンに合わせて変えてくださいね。
皮むきのアーモンドが手に入らないときは自分で皮をむくか、皮つきのものでも作ることもできます。
アーモンドの皮むき
皮つきアーモンドを2~3分お湯につける。
ざるにあけて冷ます。
アーモンドを持ち、指を前後にずらすように動かす。
やけどしないように必ずアーモンドが冷めてから皮をむいてくださいね。お湯で2~3分茹でるという方法もあるようですが、アーモンドの食感が悪くなることもあるのでお好みの食感に合わせて試してみてください。
いかがでしたか。カラメル状に砂糖を溶かすのがちょっと大変ですが、あとはまぜて焼くだけの簡単なお菓子です。少し変わったお菓子を作ってみたいという方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
詳しいレシピが気になる方はこちらをご参考にしてみてください。