イタリア ロンバルディア州の伝統菓子|パン・メイーノ(Pan Meino)
ファッションと芸術の街ミラノを州都に持つロンバルディアのパン・メイーノという伝統的なお菓子をご紹介します。
パン・メイーノ(Pan Meino)とは
mejとはミラノの方言で、イタリア語のmiglio「粟(あわ)」のこと。Pan de mejとは「粟のパン」という意味で、昔は小麦粉の代わりに粟で作られていたことからきています。
現在では粟ではなく、パン・メイーノの黄色い生地の特徴を残すためにとうもろこしの粉を使って作られています。
パン・メイーノは4月23日の聖ジョルジョの日には欠かせないお菓子で、見た目は佐賀市を代表する銘菓のひとつ「丸ぼうろ」によく似ています。
話はちょっと逸れますが「丸ぼうろ」という名前の由来に、ヴェネツィアの商人「マルコ・ポーロ」が語源になったという説があります。「丸ぼうろ」とイタリアにそんなご縁があるなんてちょっと驚きですね。
パン・メイーノ
とうもろこしの粉300 g
小麦粉00 200 g
バター150 g
砂糖150 g
バニラポッド1の種
イースト16 g
中玉子3個
1つまみまで
お花のサンブーコ (お好みで)
パン・メイーノは琥珀色の美しい焼き色がついていて、サンブーコ(エルダーフラワー/西洋ニワトコ)の花で風味づけをした甘いパンです。
最近はサンブーコを使わずにバニラやレモンの皮で風味づけしたり、粉糖をかけないレシピもあるようなのでお好きなレシピを探してみてくださいね。
サンブーコを使ってみたいという方は、ハーブティーの販売店で「エルダーフラワー」という名前で探すと見つけやすいですよ。
似たようなレシピを見つけましたのでご参考にどうぞ。
※イタリアのサイトへリンクします。