BS日テレ 小さな村の物語 イタリアまとめ 第140回|アッツァーラAtzaraのワイナリーと老人ホーム

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2021年1月10日の小さな村の物語イタリアはサルディーニャ州のアッツァーラ(Atzara)です。

この放送は2013年2月9日のアンコール放送です。老人ホームで暮らす老人とワイン農家の若者が紹介されました。

今回はハーブを使った料理のレシピとワイナリーについてメモした内容をご紹介します。記録が漏れている部分がありますが、ぜひご覧ください。


アッツァーラAtzaraのワイナリーで作られるDOCワイン マンドロリサイ(Mandrolisai)とは

ワイナリーを経営する若者の男性が作るワインは、樽の中で木の香りづけをしないのが特徴です。

瓶を持ってきた人に量り売りをするだけでなく、年間3000~3500本ものボトルを販売しているそうです。

叔父と婚約者の女性に支えられ、ワイナリーを作ることができたと話す男性は、いつか自分が作ったワインをニューヨーク、日本、ドイツに輸出し、村の存在を世界に広めるという夢を叶えるためにワインづくりに励んでいます。

”イタリアの最も美しい村”のひとつアッツァーラ(Atzara)で男性が作っているのはマンドロリサイ(Mandrolisai)と呼ばれるDOCワインです。

DOCとはイタリアワインの格付けで、デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ (Denominazione di Origine Controllata)の略で、法律で定められた規定(生産地、栽培方法、ブドウ品種、最大収穫量、最低アルコール度数、熟成方法などの産地及び製法)を守って生産されたものだけがDOCワインを名乗ることができるそうです。

男性が経営するワイナリーのHPでは7種類のワインが紹介されていました。

  1. Azzàra
  2. Bagadiu 
  3. Fradiles 
  4. Antiogu 
  5. Istentu
  6. Durusia
  7. Funtanafrisca


Fradiles Vitivinicola ワイナリーのHPです。
※海外のサイトにリンクします。



イタリアの老人ホームで暮らすおじいちゃんが育てたローズマリーで作る鶏肉とじゃがいものオーブン焼き

87歳の男性は老人ホームで暮らし始めて6年目。毎朝、保健婦さんにひげを剃ってもらうのが楽しみだそうです。

ひげを剃ってもらったあと「どうかな?」と聞くおじいちゃんに、「結婚したいくらいカッコいいわ」と答える保健婦さん。楽しい朝の時間です。

ずっと農家で雇われて働いてきたという男性は、職員さんから「ハーブを作ってほしい」とお願いされ、手入れのされていない庭を耕して畑を作ったそうです。

今では有機栽培で育てられた長ネギ、じゃがいも、グリンピース、ぶどう、ハーブが元気に育っています。

食べられるものがたくさん獲れて、それを喜んでくれる人がいることが幸せと語る男性の表情はなんだかとても幸せそうです。

脳梗塞で右手を細かく動かすことができないそうですが、老人ホームの調理師さんからホームの前の畑からフィノッキオ、ローズマリー、イタリアンパセリ、長ねぎ、セロリの収穫をお願いされると、収穫したハーブの葉をハサミで切って水で洗って届けます。

この日のランチのメインは鶏肉とじゃがいものオーブン焼き。おじいちゃんが育てて収穫したローズマリーが料理に使われていました。

自分よりも高齢の女性のひざかけを直したり、車いすを押して面倒を見たり、職員さんに頼まれて村の市場までおつかいに出かけます。

手袋を忘れておつかいに出かけてしまったおじいちゃん。凍るほど冷たくなった手を職員さんが両手を包んで温めます。おじいちゃんの人柄かアットホームで明るい老人ホームに見えます。

体が動くうちは誰かの役に立ちたいと話すおじいちゃんは、人の役に立ちたいと思うのは働き者だった母のおかげ、女手ひとつで育ててくれた母を手伝いよろこんでもらうのがうれしかったそうです。

「ママ、僕は成長したよ。ママが可愛がってくれたからいい子になれたよ。ママ、可愛がってくれてありがとう。感謝しています。」と今でも天国のママに感謝の言葉を伝えているそうです。

自分の気持ち次第で前向きな気持ちにもなれるし、誰かのよろこぶ姿に幸せを感じることもできるのですね。

小さな村の物語イタリアの家庭で見かけるハイテク家電の活用術と薪ストーブやペレットストーブのある暮らし

今回もうひとつ気になったのが、ワイナリー経営者の男性が婚約者の女性と暮らすための新居です。

費用を抑えるために自分たちで組み立てるテーブルを購入したふたり。少し手こずっている場面もありましたが、婚約者の女性の温かい眼差しと笑顔に励まされておしゃれなテーブルが完成しました。

初回放送が2013年ですが、目をひいたのが立てかけるタイプのコードレスクリーナーとケンウッドのフードプロセッサーなどのハイテク家電です。

小さな村の物語イタリアに出てくる家では、パスタを手打ちで作ったり、自家製パンを焼いたりアナログな部分がある反面、食洗器やロボット掃除機などハイテク家電を活用している場面も登場します。

手間ひまをかける手仕事と効率的に家事を進めるハイテク家電をうまく使い分けているのでしょうか。こうしたハイテク家電の活用方法も見どころのひとつですね。

もうひとつ登場したのがペレットストーブです。イタリアでは木質ペレットを燃料とするペレットストーブの普及率は高く、製造メーカーも多くあるそうです。

暖炉や薪ストーブ、ペレットストーブのある暮らしは、番組を見ているだけで温かく心が癒されますね。

詳しい放送内容は番組の公式HPでご確認ください。

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