BS日テレ 小さな村の物語 イタリアまとめ 第308回|働くマンマが作るベーコンとチーズのクリームパスタランチ
2020年6月20日の小さな村の物語イタリアはラツィオ州のラーテラです。
2019年7月13日と8月3日のアンコール放送で精肉店店主の女性とリストランテを経営している男性が紹介されました。
今回は精肉店店主のマンマが作るクリームパスタとリストランテのテラスで行われた誕生日パーティーの美味しいレシピをメモしたのでご紹介します。記録が漏れている部分がありますが、ぜひご覧ください。
支えてくれる仲間や友人たち
今回紹介された女性が経営する精肉店には、朝からたくさんの村人が肉を買いに来ます。
7年前に仕事を探していたときに村の肉屋が閉まることを聞き、姉と二人で店を継いだという女性。姉との共同経営はうまくいかず店は1年で廃業の危機に陥ってしまったそうですが、村人たちや卸業者の人に支えられながらお店を続けてきました。
今では手際よく肉を捌いていますが、初めは村人たちから肉の切り方を教わったと言います。当時は切り傷だらけで絆創膏でいっぱいの手をしていたそうです。
村人が優しく手を差し伸べてくれるのは、「ヴォン・クォーレ=良い心を持つ家族」と呼ばれた先祖たちのおかげと、先祖たちへの感謝の気持ちも忘れません。
リストランテを経営しているリッカルドさんは、車で1時間ほど離れた村かラ20年ほど前に移住してきました。妻と娘は仕事で隣町に住んでいるそうです。
ワイン蔵を改装して作ったというリストランテの名前はCANTINA DEL MAGO 魔法使いのワイン蔵という意味です。MAGOは叔父さんの子供の頃のあだ名だったそうです。
リストランテはディナーのみの営業で、ランチは予約が入ったときだけ提供しています。外国からのお客様からの予約も多い人気のリストランテです。リッカルドさんも家族や友人の支えがなければリストランテを続けることはできないと語ります。
子供たちとの時間を大切に過ごす
精肉店を営むパオラさんは朝起きたらまず部屋の掃除をするそうです。仕事と子育てを両立させるため、効率よく時間を使って家事を済ませているのですね。
左官屋のご主人が建ててくれたというトスカーナ風の家は、漆喰の壁に石が埋め込まれていて暖かみのある素敵な雰囲気です。天井からぶら下がったテラコッタの鉢に植えられたグリーンが映える素敵なお部屋です。
昼食は家に戻って子供たちと一緒に食べるようにしているそうです。お腹を空かせた子供たちのためにリボンのような蝶々のような形をしたファルファーレのクリームパスタとフライを手際よく作っていました。
ベーコンとチーズの入ったクリームパスタは似たようなレシピを探してみました。
ホテルセンチュリー静岡 羽田シェフのオリジナルレシピ
パオラさんのファルファーレのクリームパスタとは少し違いますが、きのこやサーモンのクリームパスタもおいしそうだったのでご参考にどうぞ。
日清製粉グループ ファルファーレきのこのクリーム
日清製粉グループ ファルファーレのサーモンクリーム
夜8時。この日の夕飯担当はご主人で牛肉をオリーブオイルで焼いたものとトマト、パンが食卓に並びました。夫が食事を作っている間、パオラさんは子供と劇の練習をします。どんなに忙しくても子供たちの話に耳を傾け、一緒に過ごす時間を大切にしている様子が画面から伝わってきました。
本当はベジタリアンになろうと思ったほど動物が好きだからこの仕事は好きではないと語るパオラさんですが、毎日働くのは子供に食べさせるパンを家に持って帰るため、それが朝起きる力をくれると言っていました。
リストランテのメニュー
リストランテのディナーの仕込みのシーンで「ブラザート・アレ・モレッリーノ」という牛肉のワイン煮込みが出てきました。名前が間違ってたらすみません。
牛肉のかたまりを焼き色がつくまで焼いたら、鍋に牛肉、セロリ、人参、玉ねぎ、イタリアンパセリなどの野菜やハーブを入れて、赤ワインで煮込みます。
試作していたのが、この村の家庭で食べられるチョコレートのパスタ。リコッタチーズ、砂糖、シナモンを茹でたパスタにからめて刻んだチョコを上からかけるそうです。
他にも「そら豆とラードのパスタ」や誕生日パーティーのときに出てきたおいしそうな料理の数々。お店の公式サイトには栗のセミフレッドをお見逃しなく!と書いてあったのでスイーツも気になりますね。
ラーテラヘ行ったら郷土料理を食べにCANTINA DEL MAGOへ足を運んでみたいですね。
詳しい放送内容は番組の公式HPでご確認ください。